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zoom RSS 介護拒否

<<   作成日時 : 2017/07/28 20:17   >>

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 ダイニングのテーブルは、小さいながら一つの社会を築いている。
2メートルに満たない長方形のテーブルが、起きて目を開けている時の、父の小さな現実社会である。
 父の前にいつも座っている二人のご婦人は、程度の差はあれ認知があり、聴いていると話は全くかみ合っていないが、それでもお互いが合槌をうちあって納得したように見える。
 施設の方の話によると、私のいない時は、けっこう三人で何か話をしていると伺っているので、それなりに小さなコミニュニケーションの場になっているのだろうと推測していた。
 ところがその内のお一人のご婦人が、今月いっぱいで退去されるときいた。
ご家族の、施設へのいくつかの不満が爆発したらしい。施設の方々は皆さん一生懸命にお世話をしてくださっているが、それでも人間のする事であるから、ミスもあり、過ちもある。度重なったのは不運としか言えない。
 Aさんは、以前から、おやつも拒否して召し上がらない様子を何度か見ていた。
「お腹いっぱいなの〜」といつも言って手を付けない。先日はお昼も全く箸もつけていなかった。さりげなく、私も「暑さに負けるから召し上がった方が良いですよ」と言って勧めてみるが、「ええ、ありがとう。今は食べたくないの」と拒否の一点張りである。
 そのAさんが、来月から、別のグループホームに移るらしい。
高齢になって住いが変わり、違った環境の中で暮らす不安を、他人事ながら心配している。Aさんの介護拒否が無くなることを祈る気持ちだ。
 なにもかも拒否し、食事も召し上がらない方の前で、何でも完食し、お米の粒を一つ一つ、きれいにお箸で取って食事をしている父を見ると、元気で有難いと痛感する。
 その父も数日前に、前に置かれた自分のためのお昼の配膳を押し避けて食べようとしなかったそうだ。
その話を聞いてびっくりしたが、お茶を飲み始めた時に食事を勧めたら、いつものように完食したらしい。
 体を動かすこともなく、あまり刺激もない毎日、そうそう空腹感が湧くこともないだろう。施設の食事が美味しくないわけではないが、たまの外出でいつもとは違う食事をするときは美味しそうに食べている。もう少し足しげく父を連れ出してあげたいと思いながら、自分の体との葛藤がある。
 秋までには、父のために、車いすから車への乗り降りが自動で移動できる仕様の車が来ることになった。
気候が良くなれば、父をもっと連れ出してあげられるかもしれない。
 こうなったら、日野原さんに負けず、105歳までも頑張って生きてもらいたい。
「小谷野さんはお幸せですね〜」と、皆さんに言っていただける父の本心はどうなのかわからないが、私なりに精一杯、今日出来る孝養を尽くしたいと思っている。

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